山縣 正典 参段(三島徳倉道場指導員)
〜2025年03月23
日取得〜


 
この度、2025年度の公認昇段審査を受審させて頂き、また参段への昇段を認めて頂き誠にありがとうございました。厳しい審査会を終えてほっとしつつ、反省点を一つずつ思い起こしながら今後の自分の空手について考えています。

 今回の昇段審査では、心の中は「やり切るだけ」と決めていましたが、基本や型の中に「心・技・体」で言えば「技」や「体」の部分で不充分な点が少なからずあったと思います。30人組手も早い段階から疲労感があり、非常にきつかったです。気持ちは若いつもりでいても身体は正直です。身体のコンディションも常に万全とは限りません。組手の途中で意識が朦朧とする中、対戦者の皆さんには最後まで自分の中から闘う気持ちを引き出して頂き、ありがとうございました。これからも日々の基本稽古や型稽古を疎かにせず、空手の土台となる姿勢や身体操作の改善に焦点を当ててより理にかなった空手の動き(技術)を身につけていきます。そして自分の中に参段位に相応しい武道性を備えていきたいと考えています。

 この『世界総極真』という組織には純粋な極真空手の稽古体系があり、素晴らしい師範、先生方、先輩達が多く在籍されています。この環境のお陰で老若男女を問わず全ての道場生がそれぞれの人生を価値あるものにしていくことが出来ます。自分自身に当てはめると、20年前、ちょうど人生の後半に差し掛かるタイミングで健康維持を目的に入門しましたが、その後、何かが覚醒し、44歳の時に一般中級の試合で19歳の対戦相手と決勝戦(延長まで)を戦ったり、46歳で一般上級の試合に出たり、50歳での名古屋での全日本シニア大会、60歳での福島県大会…と自分なりに記憶に残る試合、その他多くの試合を経験し、昨年は海外連携の強化と現地開催の大会への日本選手のサポートでカナダ、モントリオールにも遠征させて頂きました。全て入門時には想像すらしなかったことです。そして62歳になった今でも、少々のことには動じず、「もっと強くなりたい」「新しいことにチャレンジしたい」という気持ちがあり、常に年齢層や国を越えて励まし合える素晴らしい空手仲間が周囲にいることが空手で得られてきた「価値」そのものです。

 自分が所属する三島徳倉道場ではこのところ、元気の良い幼年部の道場生が増えています。彼らの元気さに負けないよう共に汗を流し、道場生それぞれの空手と成長をサポートしていきます。また、組織全体に対しては、加盟国や支部が着実に増えている中、各国のメンバー達と日々コミュニケーションをとり、互いに支え合い、共に4年に一度の世界大会を意識してこれからも組織全体のモチベーションと存在価値を高めていきます。  最後に大石代悟範士、尾高光俊師範をはじめ、日々お世話になっている師範方、先生方、先輩方、共に汗を流す道場生、並びにご父兄の皆様に対しまして、日頃のご指導とご支援に心から感謝を申し上げます。 これからも自分の極真空手とその価値を大事にしながら精進して参ります。

 押忍