小田 祥子 弐段
(富士大渕指導員)
〜2025年03月23日取得〜


 
この度は公認審査会を受審させて頂き また 昇段のお許しを頂き 誠にありがとうございました。

 7年前 初段を頂き 初めて黒帯を締めた時「やっとスタートラインに立てたんだ、これからなんだ」と目の前が明るくなったのを覚えています。しかし、黒帯を締める以上「あれで黒帯?」「黒帯なのに…」と言われない様、黒帯として恥ずかしくない黒帯で在りたい。空手の技術だけでなく立ち居振る舞い等今までと同じではいけない。江澤師範からも「絞めてるだけの黒帯にならない様に。」と お言葉を頂き 兎に角必死でした。

 ところが、この一年の間に変化が起こりました。昨年の2月、私は子宮ガン検診で子宮の炎症が見つかり治療が始まりました。3月喘息が発症し、婦人科と呼吸器科の通院生活が始まり 4月の全日本も主治医に相談したり。当然この時 審査を受ける事など毛頭にありませんでした。5月に入り私が初段である事に驚かれ「弐段じゃなかったんだ」「審査受けないの?」等声を掛けて頂く事が続き知治先生に受審の相談をしました。知治先生から「挑戦する事は大事だよ、いい事だと思う。」と言って頂き6月に受審を決意しました。

 とは言え50回5セットもできない、組手も10Rも出来ないのに20Rなんてムリ…とその時の自分で考え不安で一杯になってしまいました。出稽古先の尾高師範、江澤師範に報告と同時に胸中を打ち明けると「審査まで9ヶ月。この9ヶ月の間に準備すれば良い。基本は出来てるから大丈夫。」と仰って頂け 9ヶ月後の自分を想像し稽古する事に意識を向けました。しかし、自分一人では甘えが出てしまい追い込むことが出来ず 日頃お世話になっている長谷川先生や吉永先生に相談しました。そして、いつも西平松道場で一緒に稽古している先生、先輩方々に胸をお借りしたい胸を伝えると快く引き受けてくださいました。この9ヶ月間 身体的にも精神的にも本当にキツかったですが、一緒に稽古して下さった皆様のお陰で審査間近には多くの方々から褒めて頂けるまで仕上げる事が出来ました。心から感謝致します。

 今後は 私も 目標に向かう後輩達に胸を貸せ支える、頼られる弐段、黒帯として恥じない弐段で在る様 精進して参ります。 最後になりますが昇段のお許しを下さいました大石範士 この度は誠にありがとうございました。

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