中村 好宏 弐段(清水中央道場)
〜2011年3月06日取得〜


 このたびは、二段への昇段審査の機会を与えていただきました大石最高師範に心より感謝いたします。またこの日の為に一緒に指導、稽古して頂きました先輩、道場生に御礼申し上げます。有難うございました。
 思い起こせば十年前、友人を極真空手へ紹介する為、自分も一緒に稽古を見学したのがきっかけで極真空手の魅力を実感し入門させていただきました。何も目標を決めていた訳ではありませんでしたが無我夢中で稽古していましたら三年前初段位を許されました。「空手は初段から」ここからが空手のスタートラインだと自分にも言い聞かせ空手に向き合っております。
 審査の二十人組手では、ひとり目から前蹴りを腹に受け、下段廻し蹴りを効かされ苦しい展開で始まり、最後の20人までやり遂げることが出来るのか不安感で始まってしまいました。10人目を過ぎたあたりからは、今までに一度も経験した事のない苦しさに直面しました。技術・体力また苦しい時にこそ一歩前へ出る精神力、どれをとってもまだまだ今後の課題です。五十歳を過ぎてこのような体験をするということは他では決して無い事であり、今後の人生において少しでも生かされる様信じております。
二段位の帯を締めさせて頂く事になりました以上はその帯に恥じる事のない様、真の黒帯を目指して行くと共に大石最高師範、諸師範方並びに諸先輩方から学んだ極真空手を後輩に正しく伝える為、さらに稽古に励み精進するよう努力したいと思います。

押 忍