楊 華 初段(レオリブレ道場指導員)
〜2022年03月06日取得〜


 
この度は、公認昇段審査にて初段を受審する機会を頂き、また昇段のお許しを頂き誠に有難うございました。自分が黒帯を占めることができる日が来るなんて夢にも思っていませんでした。本当にありがとうございます。

 私は2013年9月に極真会館に入門しました。きっかけは当時、私の娘と息子が既に入門していたからです。私の会社が道場の近くだったこともあり、時々見学をしていました。「空手」という同じ習い事によって子供たちと楽しいことを分かち合ったり、一緒に苦難を超えていきたりしたいと思い、空手を始めました。

 「天道酬勤」は我が家の家訓です。意味は簡単に言えば「努力すれば報われる。だから努力を怠るな。」という意味になります。努力が報われたと感じる出来事はそう多くはありません。しかしこの八年間、「天道酬勤」を胸に、橘師範の厳しい稽古や大石範士が直々の指導をしてくださった夏季合宿など、毎回の稽古をまじめに一生懸命やり、子供たちと一緒に一歩一歩成長し、範士やたくさんの師範、先生、先輩、道場生の指導や励ましのおかげで、「黒帯」という努力の結晶を得ることが出来ました。本当に感謝しています。

 私は空手の組手の試合にとてもあこがれの念を抱いています。勝敗にかかわらず、私はどの試合にも様々な後悔が必ず残っています。最も印象的な試合は、2018年4月第9回東日本空手道選手権大会の第二試合目、ジンバブエ・サムソン師範との試合です。開始30秒にも満たずして、私はジンバブエ・サムソン師範に下突きで一本を取られました。「試合の結果は勝敗で決まるものではない。日々の努力や試合場での自己評価できまるものだ。」橘師範はよく私たちにこう言ってくれました。試合後、ジンバブエ・サムソン師範の手を見せていただきました。稽古によってできたそのたくましい手を見て、楽して優勝することはできないと改めて気づくことができ、更に頑張ろうと思いました。

 公認審査当日は、自分の予想以上に苦しくて大変でしたが、色々な方々の応援のおかげで最後までやり抜くことが出来ました。今回、黒帯を締める許可を頂けたのも、自分の周りの多くの人の支えや応援があったからだと思います。

  最後になりますが、大石範士、橘師範を始め、先生方、先輩、道場生、並びに対戦相手をしてくださった皆さん、応援してくれた道場生父兄の皆様、そして、いつもどんな時でも応援してくれる家族に感謝いたします。これからも全ての人への感謝の気持ちを忘れずに、初心を忘れずに、極真の黒帯に恥じぬよう稽古していきます。本当に、ありがとうございました。 これからも宜しくお願いいたします。                        

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