山畑 ターニャ 初段(東京多摩道場指導員)
〜2022年03月06日取得〜


 
押忍

 この度は公認昇段審査会を受審する機会をいただきありがとうございました。

 空手を始めて約十二年。ついに黒帯を巻くことができました。
 私が空手を始めた理由は、格闘技が好きだったからです。兄がボクシングをやっていて、そこから憧れを抱きました。  

 そして空手を始めてみたところ、思いきり熱中してしまいました。日々の稽古や、審査会、試合等、何かに挑戦する日々はとても疲れますが、それよりも楽しいという気持ちが大きかったです。 ですが、まさか自分が将来黒帯を巻いているだろうとは想像すらしていませんでした。

 公認昇段審査会への受審が決まってから、練習をしていた時期の初めはとってもやる気に満ちていました。落ちても受かってもいいからとりあえずチャンスだから挑戦しようという気持ちで練習を日々頑張り、自宅で型なども練習していました。それでも辛い稽古の日々の中で、なんども諦めてしまいたいと、審査を受けることをやめてしまおうと考えることもありました。

 そんな中、道場の先生や夫が「十二年間も続けてきたのだから、最後までやりきりなさい。黒帯に挑戦しなさい」と応援してくださり当日まで稽古を続けてきました。決断してから公認昇段審査会を受けるまでの期間はとても短かったですが、先生や先輩、後輩全員が応援してくれたり、マンツーマンで型を指導してくれたりと最後までサポートしてくれました。

 そして審査会当日。私自身も驚きましたが、拳立て、腹筋、スクワットなどを全ての回数やり遂げることができました。十人組手は全力を出し切り完遂することができました。

 昇段審査を受け終え、組手も型も未熟だと改めて思い知ることになりました。これから初心に戻って稽古を積んでいきたいです。
 初段を頂けるという連絡を聞いたときは、とても嬉しく、大きな達成感と感謝の気持ちでいっぱいになりました。チャンスを頂き、認めてくださった大石範士には心から感謝しています。
 これからは、黒帯を締めて心新たに頑張ります。そして学んできたことを後輩たちに伝えていきたいと思います。
 そして段位を得たからこそ、もっとしっかりと後輩に正しい型や空手の技術を指導できるようこれからも日々の稽古に励んでいきたいです。

 大石範士、師範方。先生方、先輩方、後輩の皆様、昇段審査会場まで送ってくださった方や声援を送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。 これまでの稽古の日々や、審査会を経て思ったこと、身に着けたものを大事にこれからも空手の道を歩んでいきたいと思います。

 押忍

 大石道場東京多摩 山畑ターニャ