この度、昇段審査を受ける機会を与えていただいた、大石主席師範に感謝しております。
極真会館大石道場に入門させて頂いてから十五年以上の月日がたちました。
入門当初のことを思うと、道場での厳しい稽古や、当時の沼津本部道場で初めて受けさせて
頂いた審査会、試合や合宿など、さまざまな事が思い出されます。
私自身、昇段審査を受けるには、まだ早いのではないかと考えておりましたが、
大石主席師範始め、渡邉先生、諸先輩方に昇段審査のお話を頂き、不安な部分もあり、
深く考えましたが、極真会館大石道場に入門し、私生活も含め、私がいままで行ってきたことの
一つの区切りとし、また新たな気持ちで極真空手の道を全うしようとの思いで、昇段審査を
受けさせて頂くことを決意しました。
まず、冬季審査会で二十人組手を行い、春季審査会で型の審査に挑戦させていただこうと決め
稽古に臨みました。
稽古中には、昇段審査に対する不安を打ち消すように稽古に没頭し、厳しくも、充実した
日々を送ることができました。
組手審査当日は、稽古を手伝ってくださり、励ましてくれた諸先輩方や組手稽古の相手をしてくれた
同輩後輩たち、大勢応援にきてくれた少年部たちを思うと最後までやりぬこうと強く思い、二十人組手に
臨みました。
二十人組手は、予想以上に長く、厳しいものでしたが、応援してくれた皆様のおかげで、
二十人組手を終えて、立っていることができました。
また型審査では、普段道場稽古で行っている型稽古とちがい、型審査最初の平安の型を
行っている時などは、床板に自分の足がついている感覚がないほど緊張をしておりましたが、
型審査を、最後まで受けさせて頂くことができました。
型については、師範から数箇所ご指摘を受け、ひとつひとつの型の正確さや技の意味合いなど、
深く学ばなければならないと認識しております。
最後になりますが、大石主席師範始め、渡邉先生、諸先輩方や同輩後輩たち、応援してくれた
少年部のみなさん、心よりお礼と感謝を申し上げます。
今回、大石主席師範より弐段を許されましたが、私自身、今回の昇段審査を通して、
非常に良い経験をさせて頂き、自分の力になったと確信しておりますが、技術、体力、
精神的にも、不足している部分が大きいと認識しております。
今後、新たな目標に向かって精進し、初心を忘れず、奉仕の精神をもって、
極真会館大石道場の普及発展のために、尽力したいと思っております。
押忍
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