角田 浩通 初段(栃木支部)
〜2008年2月24日取得〜


 この度は、昇段審査の機会を与えて頂きまして、誠にありがとうございました。 大石代悟主席師範をはじめとし、上級者合宿、夏季合宿等でご指導下さいました諸先生方、先輩方、栃木支部の皆様の 応援により昇段させて頂きましたことを心より感謝致します。
 私が大石道場栃木支部に入門させて頂いたのは、平成13年5月でした。高校時代に旧極真会館栃木支部で三年間稽古し、 大学入学と同時に大学の空手部に入部したのですが、伝統派と言われる流派で、組手は寸止めのため、強さに憧れていた 私には不満でした。いつか必ず極真空手に再入門したいと思っていたのですが、仕事に追われいつの間にか十年が過ぎて しまいました。
 「静岡の大石代悟師範が栃木で支部を開設するから一緒にやらないか。」
平成13年35歳の冬、中学時代の親友である益子紀祥先輩(空手の)からの誘いの電話で極真空手への憧れが甦りました。
 初めて大石主席師範にお目にかかり、お声を掛けていただいた日の喜びと緊張感が脳裏に焼き付いております。
 毎月、大石主席師範が来宇下さることが楽しみでしたが、稽古では、普段の運動不足で体がなまっていることに愕然となりました。
「これが空手を学べる最後のチャンスだと考え、絶対に悔いを残したくない」という思いから八年間続けてまいりました。
 審査会の一ヶ月前から、日に日に不安が大きくなり、不眠症になりましたが、審査が終了した時の充実感は何物にも替え難いものでした。
 体力・技術・精神力など課題は山積みですが、栃木支部のモットーでもある
「何事に対しても出来うる限り、明朗・恬淡・溌剌・颯爽として対応できること。さらに充実した武道人生を送れること」を 心に誓い、黒帯を許可していただいたことを機に人生の朱夏を精一杯生きるように努力精進致す所存です。
 又、常に健康維持に気を遣ってくれている家族に感謝致します。
 最後に大石主席師範及び、極真会館大石道場の益々の発展を祈ります。
 ゴールのない長い道を歩き続けたい希望を持っている小生に、諸先輩のご指導ご鞭撻を願って、昇段レポートの筆を置きます。

押 忍