「本物の弐段へ」

　この度は、昇段審査を受審させていただきまして、ありがとうございました。
また、弐段への昇段を許可していただきました、大石主席師範には心より感謝しております。

　思えば、２０年前｢強くなりたい｣という一心だけで極真空手の門を叩いたのが昨日の事の様に思い出されます。
あの時の自分には今の自分がまったく想像できませんでした。それほど自分にとっての極真空手とは難しく、痛く怖いものでした。
そんな自分が今日まで稽古を続ける事が出来たのは、池谷和憲先生、池谷正好先生、大石和美先生などの先生方、先輩方、後輩のみなさんに支えられてきたからだと思います。今、本当に感謝しております。

　今回の審査にあたり色々の方々に御協力頂き、多くのアドバイスを頂きましたので当日は心強い気持ちで向かえられました。
特に池谷正好先生にはご自身の試合や審査の前の稽古にも参加させて頂き、怪我などをされて苦しい時も稽古を続けている姿を見せて頂きました。
その様な姿勢から多くの事を学ばせて頂きました。

　今回の審査にあたり日曜日などの休日までご指導して頂きまして感謝しております。
また、そのご指導の中で自分の未熟な部分を再認識しました。

　今回の審査会におきまして気を付けていたことは、基本の見直しでありましたので、その様な意味でも、今回の審査会は自分にとってもかけがえの無い財産となります。

　今回の審査において、改めて極真空手の素晴らしさを感じました。
それは、苦しい時にこそ一歩前へ出る気持ちで、自分の未熟な部分を改善していくという事であり、それを支えてくれる多くの人々であると思います。

　まだまだ、未熟ではありますが本物の極真空手の弐段を目指していきたいと思います。
最後に今日まで支えてくれた家族にも感謝をしたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　押忍