杉本 龍哉 参段(清水南道場)
〜2008年2月24日取得〜


 極真会館大石道場に入門してから早13年半、それから初段位を5年、弐段位を4年半締めさせていただき、この度の昇段審査を受けさせていただくこととなりました。今回の審査では基本、移動、補強、型そして30人組手と、空手に必要なすべての動作を審査していただけるということで、この審査会を通常稽古の延長線上にあるものと考えて臨みました。
 現在、大石主席師範から清水南道場の指導を預けられ、毎週水曜日、金曜日の稽古を行っております。今回の審査に当たり、プラスアルファの特別稽古はせず、いつも通りの、道場稽古と稽古日以外の自主稽古で臨もうと考えました。ただ、型については毎週土曜日の夜間清水武道場を借り、参段取得に必要な18種類の型を道場生と一緒に5回ずつ休みなく稽古してみました。この場を借りて、自分の出来る型以外の時は不動立ちで見てくれていた道場生、号令を掛け動作の指摘をしてくれた青木初段にお礼を申し上げます。
 黒帯を締めて道場生の前に出て教えられることは、大石主席師範から教えていただいた空手の動作、空手に対する考え方、その意味、あとは自分が経験して感じられたことのみであり、やはり自分の空手に対する姿勢そのものしか、道場生に伝わらないと思っています。参段位をいただき、「先生」と呼んでもらうようになり、本当にその責任の重さを感じておりますが、その重さを自分の稽古の糧にして、次の目標に向かって、これからも稽古に精進する所存であります。
 最後に、貴重なお言葉、励まし、勇気づけてくれた道場生、先輩、先生方、また、貴重な稽古時間を与えてくれる家族に本当に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。  

押 忍