長澤 紗良 初段(清水町道場指導員)
〜2021年03月21日取得〜


 
この度は、公認審査の機会を頂きありがとうございます。

 私は年少の秋頃、テレビで小学生の女子が空手で優勝をしているの姿を見て自分も「空手を始めたい」と思い、沼津香貫道場に初めて見学に行きました。

 入門して最初は一緒に入った友達に負けたくないという気持ちで一生懸命稽古をしていました。 初めての審査会で進級した時、嬉しい感情ともっともっと強くなりたいという感情が生まれたのを今でも覚えています。 初めて試合に出てからなかなか入賞する事が出来ずただ練習するだけでは駄目なんだと思いました。そこで自分の練習方法を変え、稽古前と後には必ず自主練として型を師範に確認してもらうと決め今でも継続しています。

 帯が上がるに連れて練習量も増え、中学、高校では部活ではなく空手に専念し他の道場へ出稽古に行かせて頂くようになり、同時に稽古だけではなく沢山の先輩方から礼儀や上下関係の大切さを教えて頂くことも出来ました。

 中学に入ってからも自分の納得いくような結果が出ない大会も沢山ありました。自主練の時には沢山親とも衝突しました。何度も何度も挫けそうになりました。その度に、自分と一緒に悩み、考え、励ましてくれたお母さんに感謝しています。「自分を信じて地道に努力をすれば必ず良い方向へ向かう」と自分を勇気づけてくれた事が今でも力になっています。

 審査会当日は自分の思っていた以上に緊張しました。一つ一つの動作の時に全力で頑張りました。組手では県内外からも先輩が来ており、相手をして下さいました。空手について悩んでる時にアドバイスをくれたりお世話になってるからこそ全力で自分の力を出し切る事が出来ました。10人組手の相手をして下さりありがとうございました。また、5人目以降何度も折れそうになりましたが道場生の皆様の応援があったからこそ、最後まで頑張ることが出来ました。ありがとうございました。

 最後になりますが、大石範士、松田師範、安藤先生、高橋先輩、鈴木先輩、道場の先輩方、道場生の皆様、長島事務局長、父兄の皆様、いつも支えてくれたお母さん、お父さん、本当にありがとうございます。大石範士が普段から仰っている様に「初心の心を忘れずに」これからも稽古に励んで行きたいと思います。

押忍