この度は、昇段審査を受ける機会を頂き、昇段を許して頂きましたことに感謝いたします。ありがとうございました。
「極真の道着を着ることができたこの喜びを忘れないでいよう」。
10年6ヶ月前に入門させていただき、いつか黒帯を締めることができたらという夢を抱きつつ、空手を続けていくことを一番の
目標としてきました。
覚悟をしていたつもりでしたが、稽古はやはり厳しいものでした。
「流した汗の分だけ、人は強くなれる」「苦しい時が、強くなれるチャンス」。
朝波先生の声に励まされ、その言葉を信じ、苦しいその瞬間瞬間で自分に負けないように、その言葉を追いかけました。
先生の熱いご指導、そして、道場という同じ場所で、一緒に汗を流している道場生たちのがんばる姿が刺激となり、
今の自分があります。審査では緊張と不安ばかりでしたが、先生や先輩方の支え、共に稽古をする道場生の存在、お声を
かけてくださる先生方に後押しされ、多くの人に支えられてこの場にいることができることを思いました。
四十人、五十人組手に挑む先生方の姿に、後輩や少年部の子どもたちへ還元することの大切さを教えていただいたように思います。
少しでも多くのことを還元するために、経験という挑戦を続け、強い心と身体を持ち続けなければならない。
そして、それが微力ながら大石道場への貢献となるよう、日々精進していきたいと思います。
大石主席師範の「帯が黒い理由は、何色にも染まらない強い心を表している。一騎当千でなければならない」ことを
常に自問し、「努力は無限。継続は力」を肝に銘じ、そして、道着を着た時の喜びを忘れず、今後も稽古に打ち込んでまいります。
今回の審査では、大石主席師範をはじめ、昇段を我が事のように思ってくださった朝波先生、先生方、出稽古に来て頂いた先輩方、
道場生の皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。
押 忍
|