尾高 光俊 五段(三島徳倉道場責任者)
〜2020年03月01日取得〜


 この度は、世界総極真の公認昇段審査の受審機会を与えていただき誠にありがとうございました。

 昨年、大石範士より、五段に挑戦してみたらどうだというお話しを頂きましたが、60歳を過ぎてまた、4年位前より体調を崩してしまいました。73kgあった体重も、あっと言う間に60kgを切ってしまい、自分自身どうなるのかなと思っていたので、審査は無理だと感じていました。でも、やってみなければわからあに、という思いもあり、前向きに挑戦することにしました。

 まず、落ちてしまった筋肉を取り戻すべく筋トレの再開。しかし、持病による食事制限の為、なかなか筋肉も付かず、体力も付かず厄介でした。が、一度決めた事、そして日頃指導している事を、自分への戒めとして、「楽を選ばず苦しい道を選び」頑張ってきました。
 範士の仰る、「武の精神・極地に「おいて真を得る」を私なりに理解するように努めました。

 また、日頃の稽古で実践していることを、審査では丸裸にされ、全てを見られてしまう。今、持っている実力以上のものは出せない、だから、日頃から何事も手を抜かずやり切れ、という範士のお言葉も確認しながら、ゆっくり進んで行きました。

 審査では、やはり思う様に身体が動きませんでしたが、50人組手は、徳倉道場の生徒・父兄・対戦相手ならびに見学者の応援もあり、なんとか達成する事が出来ました。
 今回、同じ三島徳倉道場の茶帯3名と初段1名と私の合計5名での受審、これもなかなか経験出来ない良い機会だったと思います。

 最後に、組手の稽古では忙しい中、香貫道場の松田師範・高橋さん・川口さん、長泉道場の田口さんにもお手伝いいただき、ありがとうございました。大石範士からは、取組み方のアドバイス・お忙しい中での総本部での稽古、また審査直前には電話をいただき、労い等の心遣いをいただき力となりました。これからは、「先生」から「師範」と呼ばれることに責任を感じ、今まで以上に大石道場の為に、尽力を尽くしていきたいと思います。

 押忍