成瀬 博規 弐段(藤枝道場)
〜2021年04月07日取得〜


 
この度、世界総極真公認昇段審査の受審機会を与えて下さった大石範士、誠にありがとうございました。

 私は2015年に入門、13年して初段、そこからまた13年がたち、このたび弐段を許していただきました。初段をいただくまでの13年間は空手から気持ちが離れることはなかったものの、さぼっている時期も多くありました。黒帯をいただいてからのこの13年間は指導員をさせていただいたこともあり、ずっと継続して稽古を続けられた13年でした。私としては充実した日々であり稽古を続ける中で、範士や先生方の言葉や見せていただいた動作の意味がふいに「このことだったのか!」とわかることがあり、逆にわかってなかったと気がつくこともあり空手というものはなんと奥深いものなのだろうと感動しながら、ずっとこのままで続けていけたら良いようなそんな気持ちでした。

 しかしながら、大石範士から弐段を受けるようお言葉をいただきました。そして、橘師範からも「仕事があり、家庭があり、若さなんてものはない。そんなことはみんなわかった上で必死になってチャレンジするから良いのだよ」と背中を押していただき、また、藤枝道場のお世話になった先輩方や、私が指導する後輩たちのためにももっと強くなりたいと思い受審を決心しました。
 そこからの約1年間はそれまで充実していると思っていた日々がかすんでしまうほど空手に集中した日々となりました。範士が「審査を目指せば10歳若返るよ」とおっしゃったのですが本当にそうでした。また、12月からは田平先生、長谷川先生、吉永先生が中心となって強化練を行って下さりました。私の審査のためにたくさんの皆さんが集まって下さり、一緒になって過酷なメニューをこなしていく姿になんてすごい人たちだろうと感謝と感動で、何としてでもやり遂げるしかないとさらに気持ちが高まりました。

 当日20人組手の際には、大石範士が見守って下さり、橘師範、杉本先生がずっと応援して下さりました。また、私がしっかりと大石道場の黒帯というものの姿を見せ、伝えなければならない藤枝道場生やその保護者の皆さんが真剣に見守ってくれていること、体を張って対戦相手を務めてくださる皆さまが支えとなり完遂することが出来ました。弐段を許されたものの審査中、範士、師範、先生方からご指導いただき、ますます稽古に励まねばという気持ちです。大石道場の弐段として、また指導員としてこれからも精進してまいります。

 押忍

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