極真連合会公認審査会を受けさせて戴き真に有り難うございました。
受審に先立ち、大石代悟主席師範、伏見先生他諸先輩に、何度も直接ご指導を戴き感謝の念に耐えません。 又一緒に稽古をしてくれた清水中央道場生、白帯で右も左もわからない入門したばかりの自分が、出稽古に 行ってもイヤな顔をせず指導してくれた清水南の杉本先輩等皆様に感謝致します。
やっと「極真空手」に入門できた、という思いでいっぱいです。
　自分が、映画で見た「地上最強の空手」極真空手のことを身近に聞いたのは、学生の時でした。 所属していた倶楽部の高浜先輩の実家が、池袋で「ツルヤ」という洋服屋をやっていまして、極真会館の 審判員の制服を作っていてすごい空手の道場だと熱く語ってくれたのが最初でした。自分が、入門しようかなと 言ったら倶楽部を真面目にやれと怒られたのを思い出します。
また、学生生活最後の年、学校に極真空手の愛好会が出来たと中庭に張り紙が出ていましたが、会員に会う ことが無くそのままになってしまいました。
　社会人になり、何も運動もせず惰性で仕事をやってきましたが、５０歳を過ぎた頃、新たに産業廃棄物の 収集運搬の仕事をやることにしました。
が、体力は落ちてきていたのはもちろん、気力まで落ちてきていたのに気づき、このままではだめだ、体力・気力を 付けなければと思い「極真会館　大石道場」に入門しました。皆様ご存知の様に、清水中央道場は３階に在ります。 入門して最初の３ヵ月は、階段を昇るだけで息切れをしていました。やっと息切れがしなくなり、先輩に報告したら 笑われました。
稽古は見るのとやるでは大違いでかなりきつく、道場に行くのがいやでたまりませんでしたが、１回休むと癖になり、 ２度３度と休み、やがて退会になるに決まっている、と自分に言い聞かせ、最低週２回は稽古に出ようと頑張りました。 意思の弱い自分が続けられたのは、道場の仲間の御蔭と感謝しております。
　最後になりましたが、これからは、極真空手の黒帯の名を辱めないように一生懸命稽古に精進すると共に、 自分のことだけでなく、周りの人間のことも考え行動していきたいと思います。

押 忍