松田 鉄男 四段(沼津香貫道場責任者)
〜2007年04月25日取得〜

 この度、公認審査会を受けさせていただき、大石代悟主席師範、まことにありがとうございました。
 自分が極真空手大石道場に入門したのは、今から28年前の高校1年生の時でした。ケンカに強くなりたい、と言う友達に誘われて入門しました。当時の沼津道場は、薄暗くスレートの壁。ベニヤ板の床は長年の汗のしみ込んでいる匂いがしました。強くて恐い大石主席師範や、芹澤竜一事務局長、先輩方の稽古に、毎回緊張しながら又、恐いながら極真カラテの凄さを感じつつ、精一杯稽古をしたのを覚えています。高校3年生の時に、就職活動の為、退館しました。仕事が安定してから、どうしても極真カラテが忘れられず、再入門させていただきました。
 現在、分支部の責任者をさせていただき、少年部・一般部と一緒に稽古し、心身を錬磨し、極真カラテの普及・発展に務めております。今の自分は、極真カラテが仕事・家庭と共に、生活の一部となっています。
 この度の審査会は、今までの空手人生を審査してもらう気持で、受けさせていただきました。基本稽古・移動稽古の難しさ、型の難しさ・奥深さ、組手の大変さ、心の強さ・弱さを教えられました。最後は、体が痛くて立っているのがやっとの状態でしたが、初めての稽古を受けた時の様な初心に戻って、一道場生として、精一杯やらせていただきました。
 大石主席師範が、少年部に「我慢力を付けて強くなり、優しくなるように」と、指導しています。この言葉を自分に言い聞かせ、極真カラテの精神を道場生に伝えていきます。
 指導してくださった芹澤竜一事務局長、先輩方、仲間達、応援してくれた大石道場の仲間に感謝いたします。

押 忍