前田 慎吾 弐段(菊川道場指導員)
〜2023年03月05日取得〜


 
この度は、令和5年3月5日に行われた世界総極真公認審査の受審の機会を与えて下さった大石代悟範士、誠にありがとうございました。

 私が極真空手に出会って、20年以上が経ちましたがその20年の間6年間は仕事の都合で休会していましたが、大石道場への復帰は稽古を頑張っている息子の姿を見ているうちに自分自身が息子に背中を押してもらった気がします。その後、4年前に初段の審査を受審させて頂き無事合格し、ここからが新たなスタートだと思い上級者合宿、上級者特別稽古や夏季特別稽古などに参加し審査会、県内外の大会でスタッフとしてお手伝いをさせていただきました。色々な事を自分の目で見て疑問に思った事は聞いて、どの場面でも勉強ばかりでまだまだ覚えなければならない事が多く大変ですが、覚えてくると嬉しくもあり黒帯の大変さを知りました。

 そんな時、橘師範に土曜日の稽古の指導をお願いしてもいいですか?と聞かれ押忍大丈夫です。と答え指導を行ったものの道場生のまえに立つと、今までとは違う雰囲気でその日はしどろもどろでした。指導をされる側だった自分が今度は指導する側になり見る側から見られる側に変わり少し肩に力が入ってしまいましたが、指導している間に肩の力も抜け少しずつ視野が広がってきて黒帯の大変さ指導員の大変さを実感しました。

 それから何回かそんな事があり師範も忙しく土曜日の稽古は自分のクラスになり弐段を受ける事になりました。 4年ぶりの審査です。先ずは基本稽古からじっくりでした。変な癖はついてないか鏡の前で何回も行いました。次は型と体力です。稽古の無い日に道場に行きサンドバッグを何十ラウンドもやり、型も何十回も行いました。稽古中も橘師範に型を見てもらい修正し、次の稽古日にも修正しの繰り返しでした。
 型に集中していると息上げが疎かになり自問自答していた時、吉永先生が西平松で日曜日に稽古するけど来ませんか?と連絡をもらい、稽古に参加させていただきました。そこには、先生方・先輩方が参加していて何度か稽古をさせて頂きました。やはり皆さん黒帯、型の細かいところまで一つ一つ話し合いながらの稽古で勉強になりました。

 当日は、これまで指導して頂いた事を思い出し審査会に挑むことができ無事合格を頂きました。大石道場の弐段として恥じない指導員として精進して参ります。 最後にこの様な機会を与えて下さった大石代悟範士、橘直人師範、本当に感謝申し上げます。並びに先生方、先輩方、応援サポートに来てくれた道場生、ご父兄皆様ありがとうございました。

 押忍