齋藤 啓太 弐段(三島本部道場)
〜2016年03月13日取得〜


 この度は、公認審査会受審の機会を頂き、また、弐段へ昇段させて頂きまして、ありがとうございます。

 私が大石道場へ入門し18年、初段を頂いてから13年が経ちました。

 この18年間私は、大会で結果を残す事に重きを置いて稽古をしてきました。学生時代などは、毎日稽古するのは当たり前。1日2回稽古をする日や、稽古をウェイトトレーニングを行い日などもあり、夕方帰宅してから、23時・24時まで稽古をしていました。厳しい事や辛い事、逃げ出したくなる事もありましたが、その生活をしてきたおかげで、今の自分があるので、空手を続けてこれたのは私の財産です。

 9歳で入門した私も27歳になり、後輩も沢山入門してきてくれました。これからも自分自身、心身錬磨し強さを求め稽古をしていきますが、同時に今迄大石範士や尾高先生に指導して頂いた事を、黒帯として自分も後輩達に伝えていく番だと、自覚しなければいけないと考えました。

 「自分の成長なくしては弟子の成長なし」という大石範士の言葉を思い出し、後輩達の為にもまず、自分が成長しなければと思い、今回、審査会の受審を決意しました。

 今回の審査会は、13年ぶりの審査会という事もあり、試合とは違う緊張感がありましたが、今迄の経験から、自分なら乗り越えられると、妙な自信もありました。審査会はとても厳しいものでしたが、最後まで諦めずに、気持だけは前に出していけたと思います。

 今回、弐段に昇段させて頂き、大山総裁から大石範士に伝わった、本物の極真空手を私も継承・伝承していけるような黒帯になりたいという想いが、強くなりました。世界一の大石道場の黒帯として恥ずかしくないよう、これからも稽古に励んでいきたいと思います。  最後になりますが、私をここまで指導して頂いた大石範士、尾高先生、道場関係者の皆様に感謝致します。

 押忍