河村 篤志 初段(静岡西道場所属)
〜2008年2月24日取得〜


 この度は、公認審査を受けさせて頂きまして有難うございました。
昨年の10人組手では、静岡西道場の皆さんをはじめ、各道場の先生・先輩方からも声援を頂きまして、苦しい組手ではありましたが後押しされ乗り越える事が出来ました。有難うございました。
あれから公認審査まで10ヶ月、最初の3ヶ月は色々な事が頭をよぎり稽古に身が入りませんでした。後輩の人達が昇段していくのを見て、今の自分には何が足りないのか、毎日考えていました。しかし、ある時から「帯は関係ない、今出来る事を精一杯やってみて、審査が終わった後悔いが残らないように全力で稽古しよう」と思いました。
それからは、苦手な拳立て・移動稽古・スタミナ稽古を重点的にやりました。10人組手に向けての稽古と同様、仕事が終わった後、浅間神社までランニングし105段の石段を5〜10往復した後、移動稽古・型・補強など日によって組み合わせを変えながら自主トレしました。半年近く毎日のようにそんな日々を送ってきました。やり始めたころは、途中で苦しくていやになったりもしましたが、「今苦しい思いをしておかないと審査の時は耐えられないだろう」という気持ちがあり頑張って来ました。
道場稽古では、岩崎先生や長谷川明先輩が私中心の稽古をしてくださったので、他の道場生は普段よりきつかったと思います。さらに稽古日以外に週2回くらい、仕事が忙しく疲れている時も必ず時間を作って、審査に向けての稽古をして下さいました。そんな先生や先輩の気持ちに本当に感謝しています。
今回の審査を受けて感じた事は、基本稽古がいかに大切かという事です。審査の前だけ少し練習しても、身に付かない事もあります。日々の基本的な稽古を正確に全力で行い、積み重ねて行かないと身に付かないと思いました。
岩崎先生をはじめ、長谷川明先輩、清水先輩、堀内先輩、長谷川博敏さん、道場生の皆さんには、今まで2年近くに渡って御指導・御協力・励ましの言葉を頂きまして本当に有難うございました。これからは今まで以上に稽古に励み、後輩の皆さんに自分の学んだ事を伝えて行きたいと思います。

押 忍