笠井 和男 参段(静岡社会保険センター道場責任者)
〜2008年2月24日取得〜


  この度、全日本極真連合会公認審査会において、参段位の帯を認可して頂きまして、誠にありがとうございます。 39歳の時、高校時代から憧れであった極真カラテ入門させて戴いてから15年が経ちました。 この間、年齢や職業、人生経験など違うけれども、極真カラテに打ち込む共通目的の為に集まった、利害関係の無い、素晴らしい色々な人との出逢いが自分の成長にプラスになってきました。  今回の審査会を受審するにあたり、仕事の関係で思うような稽古が出来ず、また、後輩の稽古指導が出来ない、こんな自分が本当に受審していいのだろうか?と自問自答の繰り返しで、悶々と日々を送っていました。 しかし、大石主席師範から「今が一番若い時なんだよ、今を見逃さないように・・・。」とのアドバイスを賜り、又、各先生方や道場生からも、たくさんのエールをもらい『仕事をカラテのカラテを仕事の言い訳にしない』と胸に刻み込み、受審を決意しました。 また、審査会前日、尊敬している海野先生から、一本の電話を頂き、明日の審査会では、「押忍!」の言葉とともに、十字を切ったら、皆が見ているのに間違えたらどうしよう・・・等、全てを断ち切り、大石主席師範だけに看取ってもらうつもりで、自分のカラテをやればいいよ。自分もそうやってきたよ。 との暖かい激励の言葉を戴いた事で、心が落ち着き当日を迎える事が出来ました。 審査会当日は、準備体操から始まり、基本稽古、移動稽古、型(太極その壱〜征遠鎮)、補強(拳立て・腹筋・スクワット各50回*5セット)と進み組手に入りました。 内容は、散々たるものでしたが、自分のカラテを精一杯やり切った事で、清々しさと熱いものが込上げてきました。 入門当時、自分は極真カラテをできるだけで充分・・・と黒帯を締めるなんて夢のまた夢と思っていました。 しかし、今、尊敬する大石主席師範、尊敬する先生方、頼れる同僚達、愛して止まない後輩の皆さん。そして理解してくれる家族に支えられ、三本の金筋まで来ました。 皆さんから戴いた三本の金筋に負けぬように、これからも今まで以上に、大石道場の真髄である「あきらめない心」を伝承していく所存です。 最後に、休日の貴重な時間を私の為に費やし指導して下さった伏見先生。 そして、いつも私と一緒にしずおか社会保険センター道場を守り育て、今回一緒に受審をし心の支えになった親友の松浦さん、道場生の皆さんに心よりお礼申し上げます。 本当にありがとうございました。。

押 忍