石田 政子 初段(藤枝本部道場)
〜2017年03月05日取得〜


 この度は、公認審査会の機会を与えて下さり、また初段の許可を頂きまして誠にありがとうございました。
 15年程前に何か運動をしようと考えた時に、何かやるなら「武道」というものを経験したいと思い、職場の近くに藤枝本部道場があり見学に行ったのがきっかけです。
 極真空手は怖いイメージが強く、道場に見学に行くのもかなりの勇気が必要でした。 見学に行った水曜日は当時SBS学苑の稽古日で女性が多く安心し、稽古内容に興味があったので最初から最後まで見学させて頂きました。 後日、体験稽古に参加し当時初段の伊藤先輩がいらして「女性の黒帯もいるんだ」と驚きました。その後も審査会場や試合会場で必ず声を掛けて下さり、ある時「長く続けていれば黒帯になれますからね」と言って頂いたのを覚えています。
 体調や仕事、家庭でと順調ではない時もありましたが、空手を継続できたのは加藤先輩、成瀬先輩、仕事の都合などで空手から離れてしまった方たちも含め藤枝本部道場で一緒に稽古をした道場生、少年部のご家族の助けがあったからです。
 昨年夏の型審査が10年ぶりの受審になりとても緊張しましたが、公認審査会は夏の審査後に「体力をつけておきなさい。公認審査でみんなにも見てもらえばいい」という範士のお言葉を思い出し落ち着くことができ、連続組手では、師範や先生・先輩方・女子部の方々の声援が力になりました。
 黒帯を目指そうとまったく考えもせずに入った道で、ここまで時間がかかったのかもしれませんが、範士に教えて頂いた事を後輩たちに正しく伝えていける黒帯になるよう、今まで以上に精進してまいります。

 押忍