藤本 宏和 初段(大月道場所属)
〜2006年09月03日取得〜

 私が極真空手を始めたきっかけは、友人が河口湖道場へ通いだしたからでした。当時、漠然と強さに憧れ、何かを習いたいと思っていた私は、極真空手の道場が河口湖にあることを、友人が通いだした事により知りました。極真空手なら強さを身に付けられる、極真空手の道場がるのならば私も通いたい、と思いました。しかし当時は、仕事の都合上、すぐに入門することは出来ませんでした。
 それから一年程過ぎた頃、転職もあり、時間の余裕も出来たので、これなら道場へ通うことが出来ると思っていた時に、偶然その友人から電話がありました。私は道場へ通いたい旨を伝え、次の稽古を見学させていただきました。初めて見た稽古は、迫力があり、私の想像以上でした。
 早速、次の週から稽古に参加させていただきました。稽古は、実際にやってみると非常にきつく、付いて行くのに必死でした。しかし、稽古を重ねるうちに、基本・移動・型が少しずつ出来るようになっていくと、辛い中にも楽しさが出てきました。
 途中、「今日は稽古に行きたくないな」と思う時もありましたが、稽古に行ってみれば、終わった後の充実感や爽快感から、「今日も稽古に来て良かった」と思い、今日まで続けてくる事ができました。
 今回、第九回河口湖演武会において、十人組手に挑戦させていただきました。当日は、今現在の持てる力・気力を出し切ろうと、心に決めて挑みました。非常に辛い組手で、反省点も多い内容でしたが、応援して頂いた皆様の声援の後押しもあり、完遂することがが出来ました。その後、夏の審査会で昇段を許されました。
 これからも初心を忘れず、稽古・社会生活に努力・精進していき、心身共に向上していきたいと思います。
 最後になりましたが、指導してくださった大石代悟主席師範、小林師範代、廣瀬先生、諸先輩方、十人組手に向けて稽古を共にしてくださった皆様、そして応援してくださった皆様に、心より御礼申し上げます。今後とも、益々のご指導宜しくお願い申し上げます。

                                             押忍