林 歩希 初段(菊川道場)
〜2016年03月13日取得〜


 
この度は、公認昇段審査会を受審させて頂きありがとうございました。

  自分が極真空手を始めたのは年長の1月でした。きっかけは、当時週末にやっていたテレビCMを見てとても影響され、妹と一緒に菊川道場へ見学に行きました。初めて会った当時2段の橘先生に、自分は「やれば強くなりますか?」と聞いた時、橘先生は「やって今すぐ強くはならない。でも続けていけば必ず強くなる。」と答えてくれ、妹と一緒に入門を決めました。

  入門した頃、橘先生に「見様見真似でやってみろ!」と言われ周りの先輩達を見て覚える事に必死でした。空手を始めて5ヶ月のとき初めて出場した大会はチャレンジカップ富士でした。その後も、色々な大会に出場しましたが1回戦敗退や2回戦敗退ばかりでしたが、妹は入賞しメダルや賞状をもらっていて本当に悔しかったです。青帯になった頃、型の試合が始まりました。組手の試合では勝ち上がることが出来なくて悔しくて泣いてばかりでした。小3の時に型の試合で優勝したとき次は組手でも頑張りたいと思いましたが小学校の間では勝てませんでした。

  この頃、沼津総本部道場に出稽古へ行かせて頂いた時、大石範士の一緒に稽古されている姿に衝撃を受けたのを覚えています

  中学に入学すると、友達は部活に入っていきましたが、自分は部活動へ入部する事はなく部活の変わりに空手を続ける事を選択しました。この時から、橘先生は今まで以上に厳しくなり、自分の中で空手に対しての気持ちが変わりました。自分は、菊川道場で並びが1番先頭だったので、橘先生から毎回怒られていました。静岡の道場でも部活に入らず空手をやっている友達がいたので頑張れました。

 中学2年の埼玉県大会の組手で初めて入賞し、トロフィーをもらって嬉しかったですが、1番嬉しかったのは、高校になった山梨県大会で、決勝は最終延長戦まで戦って内容はボロボロだったけど、大石道場主催の大会で初めての優勝が出来て最優秀選手賞も頂いた事で、本当に嬉しく泣いて喜んだのを今でも覚えています。

  昨年の5月の終わりに橘先生に今回の公認審査会の事を言われました。自分は、受けて本当に良いのかずっと悩んでいましたが、大会や合宿等で、中学の時に一緒に空手を頑張ってきた友達や道場生からも応援され挑戦させて頂きました。橘先生にも、私も一緒に受審するからと言って頂き、普段の稽古中も気にかけて頂きました。一緒に稽古をして頂いた時、自分の為にここまでやってくれる人が近くにいる事が本当に嬉しかったのと、橘先生の頑張っている姿を見て自分も、もっと頑張らなければならないと思いました。

  審査会当日は、自分の予想以上に苦しくて大変でしたが、色々な方々の応援のおかげで最後までやり抜くことが出来ました。今回、黒帯を締める許可を頂けたのも、自分の周りの多くの人の支えや応援があったからだと思います。

  最後になりますが、大石範士、橘先生を始め、師範方、先生方、先輩、道場生、並びに父兄の皆様、そして、いつもどんな時でも応援して背中をおしてくれた両親、同じ日に入門し、今でも空手に対しては同じ気持ちでライバルの妹のおかげで、ここまでくる事が出来ました。これからは全ての人への感謝の気持ちを忘れずに、極真の黒帯に恥じぬよう初心に戻り稽古していきます。本当に、ありがとうございました。 これからも宜しくお願いいたします。                        

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