加藤 将太 初段(岐阜 太田道場)
〜2010年5月30日取得〜

平成22年5月30日は、自分にとって忘れることの出来ない日になりました。
初めて太田道場に入門した11年前はまだ幼稚園児でした。夏生君に誘ってもらって、ちょっと空手をやってみようかなという気持ちで入門しました。
親元を離れての合宿生活や大きな会場での組手試合など、初めての体験ばかりで不安や緊張でいっぱいでしたが、太田先生をはじめ多くの一般の方々にやさしくして頂き、心強かったです。
小学生の時は、週2回ほとんど休むことなく道場に行きました。進級審査に合格して帯が貰えるのがうれしく、もっと強くなりたいという気持ちが出てきました。小学校6年生の時に茶帯の審査を受け、5人組手がえらかったのを今でも覚えています。思い出に残っている試合は、小学校6年生の時に出場した福井大会で、初めて県外の大会で入賞することができました。
中学生になると体も大きくなり力も付いてきて、だいぶ一般の方々とスパーリングや組手が出来るようになりました。
今の少年部の道場生を見ていると、当時の自分と重なるところもあり、スパーリングなどを受けてもらっていた時が懐かしく、今は受ける側になり教える立場になったんだという自覚が湧いてきました。
審査の時は、基本、移動稽古は普段通りにできましたが、型の審査で少し力が入ってしまい最後の方は息が上がってしまいました。補強のジャンピングスクワットで足がパンパンになり、次の10人組手ができるか不安でした。組手は5人目ぐらいから手数が減り、自分でももう少し手数がでればと思いました。道場生の応援もあり、何とか最後まで10人組手をすることができました。
最後に、今日まで御指導して下さった太田先生、10人組手の相手をしていただいた一般の方々、道場生のみなさん、11年間送り迎えをしてくれた両親、本当にありがとうございました。

押 忍