「あの切れ味は、誰にも真似できないよ!」

空手の神様、極真会館創始者・大山倍達をして、『世界一』と賞された大石代悟の蹴り。その破壊力は、全日本大会・全世界大会においても如何なく発揮され、世を震撼させた。風車、とも喩えられた切れ味は、畏敬の念を込めて『妖刀村正』と呼ばれるようになった。

昭和25年7月15日、山梨県生まれ。高校在学中、大山倍達総裁著「世界ケンカ旅行」を読み、極真空手へ心酔、昭和44年3月に極真会館本部道場へ入門する。若干21歳で、第3回オープントーナメント全日本空手道選手権大会に出場し、上段廻し蹴り、後ろ廻し蹴りなど、華麗な足技で会場の歓声を一斉に浴び、3位入賞を果たした。 その後、故障を負いながらも出場した第6回全日本では、4試合連続一本勝ちという記録を打ち立て、6位に。また、記念すべき第1回全世界空手道選手権大会では4位に入賞する。大山総裁から命を受け静岡支部長となり、極真空手の普及・発展に努めること、29年。常に稽古の先頭に立ち汗を流し、率先垂範を実践する、生涯現役の空手家。その情熱は県外にまで及び、今や、1都6県(2006,6現在)に渡る道場の指導に当っている。更に、自ら海外へ指導へ赴くことも度々あり、逆に、主席師範に稽古を付けてもらう為に来日する海外の責任者も、枚挙に暇が無い。

平成15年1月23日 社会文化功労賞を受賞。

 
- 内弟子時代  -
 
- 1975年 第1回全世界空手道選手権大会  -
- 支部長時代  -
- 1990年 50人組手完遂  -